Proxyを構築してみる(Windows10でXAMPP編)

ProxyServerを構築してどんなことができるか少し勉強するための記事です。

*この記事ではPCが直接はインターネットなどの不特定多数と繋がっておらず(グローバルIPアドレスを直接持っておらず)ルータなどがあるインターネットと間接的な関係を想定でいます。(セキュリティ設定を最低限実施していますが万全ではありません)

 

WindowsではBlackJumboDogというソフトが手軽にProxyServerをたてられますが、あえてApache httpdというWebサーバ(ホームページを公開する用のサーバ)にある機能で説明します。

 

まずはhttpdなどをうまいことWindowsで簡単に動かせるようにまとめてくれているXAMPP(ザンプ)をダウンロードするために以下のサイトにアクセスします。

https://sourceforge.net/projects/xampp/files/XAMPP%20Windows/

 

日付が最新のバージョンをクリックし(記事書いているときは7.3.1でした)

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portable-win32となっている最後がzipをクリックします。

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(ダウンロードボタンの偽物広告とか表示されることがあります、
 5秒待っていればダウンロード始まるので何もクリックしないでください)

 

「開く」でも「保存」でもいいのでダウンロードします。

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*XAMPPはクロスプラットフォーム(いろんなOSで動く意)、Apache httpdMariaDB(旧MySQL)、PHPPerlの略でWebサイトに必要な一式を個別でダウンロードせずとも使えるパックです。

 (ダウンロードが100%になったあと「セキュリティスキャン中」などの表示で結構な時間がかかりますが問題ありません。)

 

ダウンロードしたファイルを展開していきます。
(さっきのダウンロードページは閉じてもらって大丈夫です)

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 展開(解凍)先は「C:\」にします。
ここが結構重要で、フォルダ名に日本語やスペースが入っていたりフォルダ名が長かったりすると面倒なので「C:\」で解凍した想定でこの後の説明もします。

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展開が終わるとC:\にxamppというフォルダができるので開いて、

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Apache>conf>httpd.confを開きます。

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147行目の
LoadModule proxy_connect_module modules/mod_proxy_connect.so
と、153行目の
LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so

の2つ、頭についてる「#」(コメント)を削除して保存。
(保存後、メモ帳は閉じても大丈夫です)

3つ上のフォルダ(C:\xampp)に戻り、xampp-controlを起動します。

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(管理者権限が必要とか画面が出てきたら適宜許可してあげてください)

 

日本語はないので、このままSaveをクリックします。

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Apacheと書かれた横の「Start」をクリックするとApache httpdが起動します。
今回はこのApache httpdを使ってProxyサーバを設定していきます。

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(Startを押した時に以下のような画面が出たら「アクセスを許可する」を押してあげてください)

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以下のように緑色になればOKで、エラーの場合はSkypeなど起動していないか確認してください。(SkypeがWeb用の通信ポートを使っちゃうことがあるので喧嘩します)

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使わないときはPC負荷かかってもったいないのでStop押して止めておくことをおすすめします。 

 

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